こんにちは、ナカイです。
僕がメインで使っているクレジットカードはセゾンカードのプラチナアメックスなんですが、毎月下記のような冊子が送られてきます。

毎回様々なテーマで経営者や有名人にインタビューしているのですが、7月号では株式会社スマイルズの遠山社長のインタビューでテーマは「アートシンキング」でした。
株式会社スマイルズはスープストックトーキョーなどで有名な会社です。
アートシンキングとは既存の課題に対し、最適なソリューションを導き出すのではなく、問題は何なのかと、自ら”問い”を生み出し発想する思考法です。
この冊子の表紙を見たときに「なんだこれ面白そうだな」と思って読んだところ、とても面白かったので少し共有したいと思います。
アートシンキングは「個人」の優先順位を上げる思考法
遠山社長はアートシンキングは「自分は何をしたかったのか」をそれぞれが自分自身に問いかけ、アーティストのように個としてビジネスに取り組み情報発信していくいくことだと言っています。
僕が今年立ち上げたサブスクペイというサービスはクレジットカード決済を誰でも無審査で導入できるというサービスですが、元々はコロナで疲弊した社会に対して自分だからこそできることはないかと考えたことが開発のきっかけです。
僕はコロナ禍の前からひとり事務所、開発や事務作業もすべてフリーランスに遠隔で依頼して仕事をしているので元々「個」を優先する働き方ですが、コロナで「本当に自分のやりたいことはなんだろう」と考えることが増えた人は結構いるんじゃないでしょうか。
アートシンキングは先行きの見えないVUCA時代に必要な思考法
VUCAとは下記の頭文字を取った略語です。
Volatility(変動性・不安定さ)
Uncertainty(不確実性・不確定さ)
Complexity(複雑性)
Ambiguity(曖昧性・不明確さ)
これは変化が激しく将来の予測が困難な時代を表現するときに使われることが多い言葉で「先行きの見えないVUCA時代」みたいな使い方をします。
今のコロナ社会はまさにVUCAの最たる状況かなと思います。
アートシンキングの具体的な考え方ですが、まずは「いま自分たちがこの会社にいるからこそ作れるものはなにか」ということを考え、チーム一人ひとりのやりたいことの交差点を見つけてプロダクトを設計していきます。
僕がアートシンキングについて調べたとき「事業をここまで個に依存して作るんだ」と思いました。
今までは企業にとって属人化することはリスクであるという側面が強かったと思いますが、このアートシンキングは社員に仕事の「生きがい」「やりがい」を究極的に創出させて生産性を高めるという手法です。
確かに今の時代、本業にやりがいや生きがいを見つけるのが難しくなっているのかなと感じます。副業ブームですし、そこでやりたいことをやっている人も多いと思います。
これは企業にとっては離職やモチベーション低下のリスクにも繋がるからこそ今アートシンキングが注目されているということなのでしょう。
アートシンキングで自身のライフワークを作っていく
以前のブログで少し触れましたが、僕は「ライフワークとなる事業を創りたい」という考えからサブスクペイを作りました。
これはアートシンキングに通じるものがあるなと思っていて、自分の人生(背景)や好きなもの、好きなこと、育った国や地域、働いてる職場、形成された価値観すべてが反映されるサービスにしていきたいと思っています。
アートシンキングは個のオリジン(原体験)をベースにそれをビジネスで表現していくという思考プロセスですから、まさにライフワークを作るにはうってつけです。
もし今仕事にやりがいや生きがいを見いだせない、モチベーションが上がらないと思っている人は一度アートシンキングを実践してみることをオススメします。
ここまでお読みいただきありがとうございました。